【活動報告】偏差値だけじゃない成長。生徒が「学びのマルシェ」の手伝いを通して学んだ。稼ぐ体験
- マスリバ 学び処
- 3月7日
- 読了時間: 3分

2月とは思えない小春日和の中、地域イベント「学びのマルシェ」が開催されました。 今回の主役は、第一志望の高校に無事合格し、春からの新生活を控えた中学3年生の2人です。
彼らに任せたのは、算数を活用したボードゲームの「接客」。受験を終えたばかりの彼らが、教科書のない場所でどのように成長したのか。講師として、そして一人の大人として、胸が熱くなった一日の記録をお届けします。

生徒へのミッション:ただ遊ぶのではなく「ファン」を作る



今回、彼らには「思い出作り」も兼ねて運営をサポートしてもらいました。担当したのは、たし算を活用したボードゲームでお客さんと遊ぶ接客業務です。
私が彼らに伝えたオーダーは、シンプルですが奥の深い2点でした。
小学生を相手に「全力」で遊ぶこと
「もう一度来たい」と思ってもらえる工夫をすること
最初は「頭ではわかっているけれど……」という戸惑いの表情を浮かべていた2人。案の定、開始直後は声も小さく、どう動いていいか分からない様子で、一抹の不安がよぎるスタートでした。
「変えられるのは自分だけ」授業の教えが行動に変わった瞬間

店に人が集まらないとき、立地や環境のせいにしたくなるものです。しかし、私は日頃の授業から生徒たちに「変えられるのは自分だけ。どうしようもない言い訳をするな!」と伝えてきました。
その教えが、彼らの心に届いていると確信させる出来事が起きました。
「うわー!負けたーー!!」
会場に響き渡る大きな声。一人が自分なりに考え、殻を破って「全力で楽しむ姿」を見せたのです。この活気が呼び水となり、ブースには続々と人が集まり始めました。
リピーターの獲得と「接客」の喜び

「もう1回やりたい!」 一度遊んだ少年が、目を輝かせて戻ってきてくれました。真剣勝負が生む悔しさと楽しさ。彼らの接客が少年の心を動かし、リピーターを生んだ瞬間でした。
「君たちの接客が良いから、戻ってきてくれたんやで」
そう伝えると、彼らはコツを掴んだようでした。最初のもじもじしていた姿はどこへやら。最後には自ら「やっていきませんか!」と通行人に声をかけるほど、たくましい姿を見せてくれました。
教育者として「成績アップ」以上に嬉しい変化

試験の点数が上がるのは、私たちの仕事として当然の結果であり、もちろん嬉しいことです。しかし、それ以上に心が震えるのは、生活態度や言葉遣い、行動そのものに変化が表れた瞬間です。
自ら考え、動き、他者を喜ばせる。この成長の姿を親御さんに見せてあげられなかったことだけが、唯一の心残りです。
「稼ぐ体験」が人生の糧になる

最終的な結果は、延べ51名以上のお客様にご来店いただき、売上は10,200円に達しました! 慣れない接客に緊張したと思いますが、本当によく頑張りました。
給料として利益の半分を渡すと、照れくさそうに、でも嬉しそうに受け取ってくれました。自分で価値を提供して得たお金を何に使うのか、今から楽しみです。
まとめ:社会体験を、未来を生きる力に

今回の体験が直接テストの点数に結びつくかは分かりません。しかし、社会に出て「自分で稼ぐ」という原体験は、必ず彼らの人生の糧になると信じています。
今後もマスリバでは、教室内での学習にとどまらず、子どもたちが社会と繋がり、成長できる場を積極的に提供していきます!




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